おかやまの農林水産業 令和6年度版
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とよはらしおりょうりょうじゅんびいぬじまおきとよはらとよはら流しあみのしくみさわらの引きあげまながつお流しあみ 岡山近海の瀬戸内海では,5月から6月にかけてさわら漁,7月から8月ごろにかけてまながつお漁がさかんになります。 午後10時ごろ,豊原さんの漁船が港に帰ってきました。休むひまもなくとろ箱に魚をつめ,次の日の朝,せりにかける準備をしています。 次の日,潮の様子をみて,午後5時に漁に出ました。犬島の沖までくると,たくさんの船があみをおろしていました。となりの船のあみとからまないように少しはなれたところで,豊原さんは船をゆっくりと進めながら,およそ500メートルのあみをていねいに海におろしました。2時間ほどして,あみをあげにかかりました。船のライトにキラキラ光るものが見えます。まながつおです。あみにかかった魚が少なかったので,場所を変えて,豊原さんは,2回目のあみを海に入れました。今度は,たくさんのまな■

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