おかやまの農林水産業 令和6年度版
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くさ苗木の植栽枝うちウッドプラスチック(木の粉)を使ったうちわ森林環境学習(4)県民参加による森づくりり,自然と調和したよりよい森林をつくったりするための研究をしています。 また,森林の中にはえているきのこなどを人工的に栽培する方法や,育てた木を効率よく運び出す方法などの研究をしています。 真庭市にある研究所では,木材の強さや腐りにくさ,人工で乾燥する方法などを研究しています。 岡山県では,森林の働きや大切さ,木材の利用について県民にもっと知ってもらい,県民みんなで森林を守り育てていこうという取組を進めています。 この取組では,小学生や地域の住民など多くのボランティアが参加して,森づくり活動を体験し,人々の生活や森林との関係について学び,森林・林業への理解を深めています。 最近では,今まで利用できなかった木材をチップやペレットにしてストーブなどの燃料にしたり,木の粉をウッドプラスチックにして自動車の部品に利用するなど,新たな分野でも使われ始めています。 樹木は大気中の二酸化炭素(CO2)を吸って,光合成をしています。木材を大切に使うことは「地球温暖化防止」に役立ちます。■

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