のざわさいばいてあつけいはんしんちくせきになさんとくしせつおだこうれいたかはししびっちゅうちょう体験学習の様子(3)農業の新しい担い手野沢さんの話 農業をおこなっている人は,年々減少していて,高齢化も進んでいます。 岡山県では,農業の新しい担い手を育てるために,相談会や農業体験研修会を開いたりするなど,様々な取り組みをおこなっています。 兵庫県から岡山県に来て新たに農業を始めた,高梁市備中町の野沢さんは次のように話しています。 その他にも,岡山市東区の三徳園では,青少年が農作業を体験できる施設が整っており,多くの人に活用されています。 自然豊かな農村で自分でできる仕事がしたいと思い,兵庫県からこの高梁市備中町に来て,トマトの栽培を始めました。高梁市備中町を選んだ理由は,昔からの産地ということで評価が高いことや,栽培技術が蓄積されていること,さらに行政の支援も手厚かったからです。 初めは慣れない仕事ばかりで大変なこともありました。でも自分のペースで仕事を進められたり,家族と一緒に作業ができたりするのは楽しいです。また,自分で考えて工夫することで収穫量を増やしたり,仕事を楽にしたりすることができるのもやりがいとなっています。 岡山は「晴れの国」といわれるように,気候も人も穏やかで自然災害も少なく,京阪神の大消費地にも近いので,岡山で農業を始めて良かったと思っています。これからは,もっと耕作地を拡大して経営を安定させたいです。また,先進的な技術を研究したり,新しい担い手が育つ手助けをしたりして,産地を守っていきたいと考えています。■
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