ぶたなぎさんくろさわしんけいしつなぎとんしゃちくさんようとんちち母豚の乳を飲む赤ちゃんの豚(4)豚をかう農家 那岐山のふもと,奈義町は畜産の町として有名です。黒澤さんは豚をかう農家です。 黒澤さんは,おじいさんが養豚をはじめ,お父さんから受け継いで10年になります。はじめたころは,頭数もあまり多くありませんでしたが,現在では約3,500頭の豚をかっています。 黒澤さんのところでは,毎週平均100頭程度の子豚が生まれます。生まれたばかりの子豚は病気にかかりやすいので,とても気をつけて育てています。 赤ちゃんの豚は,生まれて21日ほどの間,母豚の乳を飲みます。その後は,母豚とはなし,成長するにつれて,えさも変えていきます。そのため,豚舎も成長に合わせて変わります。 次に黒澤さんに別の豚舎へ案内してもらいました。そこには黒豚と呼ばれる種類の豚がかわれていました。黒豚は昔から日本でかわれていた種類で,肉質がよく,味がよいと,最近特に人気がでてきている種類です。しかし,ふつうの豚と比べて,市場に出すまでに長い期間がかかり,また神経質なため,飼育には特に気を使います。奈義町■
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