おかやまの農林水産業 令和6年度版
43/82

ね■わぎゅうかんそうくろげわしゅはんしょくいけうち牛舎のようす(2)和牛(黒毛和種)をかう農家①飼料作物 池内さんが1年のうちで一番いそがしいのは,5月から6月にかけての時期です。 前年の秋にまいた飼料作物を,5月の初めに大型機械でかり取り,それを乾燥させてたくわえます。10日間あまりの作業で,秋から春にかけての7〜8か月分のえさをつくるのです。 津山市には和牛飼育に力を入れている池内さんがいます。 池内さんの家は,お父さんの代から親牛に子牛を産ませ,それを売って収入をえる和牛繁殖農家です。 案内してもらった牛舎では,約100頭の親牛が1頭ずつ,四角に区切られたさくの中でごろんと横になっています。人が中に入っても,おどろくようすはありません。 池内さんは,「たくさんえさを食べた後,寝ている牛は,元気な牛だというしょうこだ。」と言っています。たくさんえさを食べる元気な牛でなければ,よい子牛を産んでくれません。 そのため,牛が喜んで食べるえさをつくることが大切になってきます。津山市

元のページ  ../index.html#43

このブックを見る