おかやまの農林水産業 令和6年度版
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あさいけいしゃちくふうスイートピーの収かく倉敷市船穂町②冬の温暖な気候でつくるスイートピー 倉敷市船穂町は,倉敷市の北西にあります。スイートピーづくりは,昭和30年代の中ごろからはじまりました。現在では,約15戸の農家でつくっており,生産量は県内の約9割をしめています。 スイートピーづくりは,温暖で日あたりがよいことが大切です。特に倉敷市船穂町は,南向きの山の斜面が多く,日あたりがよいことからスイートピーづくりに適しています。また,船穂町は傾斜地が多いので水はけがよく,スイートピーづくりにつごうがよいのです。スイートピーをつくる農家のくらし 倉敷市船穂町の浅井さんは,ぶどう畑が広がる山をのぼった斜面で花づくりをおこなっています。 そこには,長さが30メートルもある鉄骨のビニールハウスがあります。なかには,みごとなスイートピーの花が,たくさんさいています。 浅井さんは,最初はマスカットを栽培していましたが,昭和37年からスイートピーづくりに取り組みはじめました。最初の2,3年は,うまくいかなかったそうですが,その後,栽培方法を工夫したので,品質のよい花が出荷できるようになりました。■

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