おかやまの農林水産業 令和6年度版
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 だいこんをつくる農家ウ 蒜山高原では,夏のすずしい気候と,やわらかい黒ボクを生かして,だいこんづくりがさかんです。 真庭市蒜山の井川さんは3月中旬から9月の中旬にかけて,7〜8回に分けて種まきをします。1回目の収かくがはじまるのは,6月初めからで,最後の収かくは,12月初めになります。 収かくをするまでには,苗の間かくがせまくなり過ぎないよう余分な苗をぬく作業など,多くの手間がかかります。 収かくしただいこんは,選果場に運び,機械であらって大きさごとに分け,岡山市場を中心に出荷されます。収かくの終わった11月なかばから12月なかばにかけては,畑のあとしまつや土づくりをします。い■ひるぜんれんさくしょうがいくろいかわほれいしゃなえひんしつだいこんの選果また大きさだけでなく形や色までそろった品質の高いトマトを出荷しやすくなりました。 箱づめされたトマトは,保冷車で3分の1を県内へ,ほかは近畿地方の市場などに出荷されます。収かくの終わった12月から1月にかけては,畑にみぞをほり,野や山の草などをすきこんで,土づくりをします。・連作障害を防ぐために,エン麦を植えたり,たい肥などを畑にいれたりして,土づくりをしています。JAの人の話・他の産地との競争もあり,消費者に好まれるだいこんづくりを心がけています。

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