吉備高原の米づくりイ吉備中央町の石田さんをたずねて 石田さんが住む吉備中央町は,吉備高原にあり,県内でいち早くほ場整備(小さい水田や畑をまとめて大きくすること)がおこなわれたところです。米,乳牛,肉牛,ぶどうの生産がさかんです。 この20年ほどの間に,石田さんの米づくりもずいぶん変わりました。 まず,栽培する品種が変わりました。昭和50年ごろは,「ヤマビコ」や「日本晴」をつくっていました。 しかし,消費者の好みの変化から,よりおいしい米をつくる必要にせまられた石田さんたちは,研究の結果,「コシヒカリ」に注目するようになりました。コシヒカリは,たおれやすく病気に弱いという欠点もありますが,おいしく,収かくまでの期間が短いという長所があります。 そこで,以前から取り組んでいた人たちや,JAの人たちと協力し,町全体でコシヒカリづくりをすすめることになりました。昭和60年以来,現在まで何度も研修会を重ね,よりおいしい米づくりを求めて努力を続けています。県内でいち早くほ場整備が行われた吉備中央町いしだじょう せい びにほんばれにゅうぎゅうどりょく吉備中央町■
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